Windows11 クリーンインストールの前に準備すべきこと

必要に迫られて、フォーマットして、Windows11にアップグレードした時の忘備録です。失われたら取り返しのつかない写真などの個人データのバックアップ以外に、フォーマットする前に準備したことをまとめます。

同じアプリケーションソフトでも個人の環境により大きく異なるので参考程度にお願いします。2021年12月13日にフォーマットしましたが、後日気が付いたことがあれば、随時追加します。

20日前にWindows10からWindows11にアップグレード

Windows10からWindows11にアップグレードして快適に使っていたのですが、本日いきなりインターネットに接続できなくなってしまいました。考えられることを半日試行錯誤しましたが、だめでした。色々なアプリケーションソフトを入れた状態でのアップグレードはトラブルが多いのでそのせいかもしれません。

ライセンス認証が必要なアプリケーションソフトの認証解除

アプリケーションソフトはバージョンにより、認証解除の方法が異なることが多いので、必ず確認が必要です。ライセンス認証解除の操作や手続きをせずにフォーマットすると、同じパソコンへのインストールでも、ライセンスが使用済みになって再インストールが出来なくなることがあります。

Microsoft Offiece

バージョンによって異なります。MicrosoftOffiece2010はアンインストールが認証解除なので、認証解除の操作は必要ないが、インストールしたままフォーマットしてはいけない。

Adobe CS5

Adobeのサポート対象外になった古いアプリケーションソフトは、サポートに依頼して認証解除をしてもらうことはできず、認証解除の操作を忘れてアンインストールすると取り返しがつかなくなります。

Adobeのサイトでは、アプリケーションの [ヘルプ] メニューから [ライセンス認証の解除] を選択し、以下のいずれかのボタンをクリックするか、アンインストールオプションで [ライセンス認証の解除] にチェックを入れます。とありますが、Windows11では古いソフトのヘルプは使えません。

任意のプログラムを起動してメニューのプルダウンリストからライセンス認証の解除を行う

  1. ヘルプの下の方に「ライセンス認証の解除」がありますので、それを選択します。選択したアプリケーションソフトだけでなく、パッケージに含まれる全てのアプリの一覧が表示されます。
  2. フォーマットするので、全てのアプリにチェックが入っていることを確認し、ライセンス認証を完全に解除するを選択します。
  3. Adobe ライセンス認証の解除 「インターネットに接続し、「続行」をクリックしてください。」という接続エラーで下記の解決方法を繰り返すこと1時間、なぜか突然解除できました。
    4つの解決方法https://helpx.adobe.com/jp/x-productkb/policy-pricing/activation-network-issues.html
    • 解決策 1:[設定]-[ネットワークとインターネット]を開くか、通知領域の接続アイコンを右クリックして、[ネットワークとインターネットの設定]をクリックします。「プロキシサーバー」をクリックします。オンになっていたのでオフにしました。 → ダメでした。
    • 解決策 2:hosts ファイルをリセットします。 → ダメでした。
    • 解決策 3:hosts ファイルにアドビ関連エントリがない場合、それ以上のトラブルシューティングは不要です。 → なかったのでダメでした。
    • 解決策 4:GlobalSign Root CA 証明書を確認します。

Acrobat 9のライセンス認証は解除出来ません

古いバージョンのアクロバットは、アクティベーションサーバーが停止しているため、ヘルプメニューのプルダウンリストの[ライセンス認証解除]はグレーアウトされており、解除できません。

認証サーバー停止についてAdobeの公式発表 https://helpx.adobe.com/jp/creative-suite.html

不安を抱えたままそのままフォーマットしましたが、問題ありませんでした。使えなくなっても一切保証はなく、新しいバージョンを買って使ってくださいということです。

CS、Acrobatともに、念のためにアンインストールも行いました

アプリケーションソフトの設定ファイルを保存する

  1. 下準備として、隠しファイルを表示させます。
    エクスプローラー > 表示 > (一番下の)表示 > 隠しファイルにチェック
  2. AppDataフォルダ内の必要なファイルをUSBハードディスクなど外部のドライブにコピーする

OSとデータのドライブは別でも、起動できなくなり修理に出すことになれば、OSのCドライブだけでなく、Dドライブのデータも保証されないため外部ディスクに保存すべきです。

今回はAppDataフォルダを丸ごとDドライブにコピーしました。予期しないエラーが多発しましたが全てスキップで対応しました。仮にデータが使えなくても、重要なデータや設定はMacにもあるからです。Windows用に設定しなおすのは多少面倒ですが、コピーしたファイルを見る限り重要なファイルは残っていると確認出来たのでOKとしました。

復元した設定ファイルのメモ

OSのアップグレードによる不具合を起こさないために、できる限り、新しくインストールしたり、設定をコピーではなく新たにしたほうが無難です。設定ファイルは保存しましたが、ほとんどの設定は復元せずに新たに設定をやり直しました。

  • C:¥Users¥ユーザー名¥AppData¥Roaming¥Microsoft¥Windows¥Themes
  • C:¥Users¥ユーザー名¥AppData¥Roaming¥Mozila¥Firefox¥Profiles
  • ドキュメント > outlookファイルなど(別ドライブのため今回はパス)

フォーマット後も使うドライバーやアプリをリストアップする

ドライバー

  • プリンター https://www.epson.jp/support/
  • マウス
  • ペンタブレット https://lasakura.net/wacom/
  • net.USB https://www.iodata.jp/lib/product/n/3354.htm
  • Xperia Companion https://xperia.sony.jp/support/software/xperia-companion/

フリーソフト

  • Firefox https://www.mozilla.org/ja/firefox/new/
  • LINE https://www.microsoft.com/ja-jp/p/line/9wzdncrfj2g6?activetab=pivot:overviewtab
  • e飛伝Ⅱ(要契約) https://e-hidenweb2.sagawa-exp.co.jp/register/ESSO0111_load.do
  • ラベル屋さん https://www.labelyasan.com/support/download/
  • 画面オフ https://juraku-software.net/windows/display-off/

注意事項

使っているドライバーやアプリケーションソフトは環境により大きく異なりますのでご注意ください。

同じOSで同じアプリケーションでも、他の環境が全く同じではないため、使えなかったり、重大なエラーを引き起こす可能性もあります。

この記事を読んで重大なエラーを引き起こしてもサポートや保証は一切出来ません。自己責任でお願いします。古い環境を引き継いで悩んでいる方のヒントになれば幸いです。

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