Firefox の自動更新で不具合!旧バージョンに戻す

Firefoxでドラッグが出来なくなりました。他のアプリやFirefoxの複数のバージョンで確認し、Windows版97.0へのアップデートが原因と判明。長時間試行錯誤して旧バージョンの再インストールと環境設定ファイルの復元が出来ました。

Firefoxの旧バージョンのダウンロード

Firefoxブラウザでドラッグが出来なくなった

ドラッグが出来ないので、ハンドメイドアクセサリーの販売サイトへの作品登録が出来ません。写真の並べ替えはもちろん、作品の並べ替えも、文字のコピペも出来ないからです。とても不便なので、古いバージョンに戻すことにしました。

Firefoxが自動更新されたのが原因と判明

12月にパソコンをフォーマットし、クリーンインストールしました。以前はWindowsはもちろん全てのアプリのアップデートを手動で確認してから実行していたのですが、年末の忙しい時だったので、デフォルトのまま自動更新にしていました。

Firefoxを設定の履歴から旧バージョンに戻す方法

Firefoxの「設定」の下から1/3位の場所にある「Firefoxの更新」の項目で、「履歴」をクリックすると、いくつかの古いバージョンがダウンロードページへのリンク付きで表示されます。そこから不具合が起こる前の出来るだけ新しいバージョンをダウンロードしておきます。

コントロールパネルで最新バージョンをアンインストールして、旧バージョンに戻し、「Appdeta」フォルダ内の設定ファイルを戻すだけだから簡単!と思ったのですが、インストールすると最新版で、何度もアンインストールから繰り返す羽目に。

旧バージョンのページでダウンロードできるインストーラーが最新版だとは思わなかったので、自分のミスだと思い込み、ファイルのプロパティを確認しなかったのです。ファイルへのリンク掲載ミスか、履歴等で勝手にリンクファイルを変更する仕様なのかは不明です。

Firefoxの旧バージョンのリストからダウンロードする方法

何度ダウンロードしても、ファイルのプロパティを確認すると最新バージョンだったので、https://ftp.mozilla.org/pub/firefox/releases/ からダウンロード。ファイルのプロパティで確認したら、ちゃんと、96.0.3(64ビット)でした。

これで解決するかと思いきや、何度やっても、インストールしたら最新バージョン!!

以下は、Windowsのファイル構成や設定などに詳しくない方は読まないでください。環境が異なるため、同じ操作をしても改善しなかったり、不具合が起こる可能性もあります。自己責任でお願いします。

Firefoxをアンインストール後に関連ファイルを手動で削除する

Firefoxは、コントロースパネルでアンインストールしても、設定ファイルや過去のインストールの履歴は全てそのまま残す仕様です。

インストーラーが旧バージョンであっても、インストール履歴を参照し、過去のインストール履歴より古いインストーラーであれば、履歴から最新のバージョンを勝手にダウンロードしてインストールしてしまう仕様でした!

インストール後にバージョンを確認しなければ、ユーザーは自分がダウンロードしたバージョンと異なるバージョンをインストールしてしまったことに全く気が付かないばかりか、インストール中に選択する余地は全くありません。

Firefoxの環境設定ファイル等の移動

自分の意図したバージョンをインストールするために、レジストリから履歴に関するファイルを取り出します。さらに、新バージョン用の設定ファイルはエラーの原因になるので、ユーザーフォルダから全て取り出していきます。

  • Windows > Programdata > Mozilla(後に文字列のついたものもある。1つだったり複数あったり、環境により異なる)フォルダをデスクトップなどに移動させる。恐らく必要ないので、再インストールと設定の復元に成功したら削除する。
  • Windows > ユーザー > 自分のユーザー名 > Appdeta(エクスプローラーの表示の項目で、隠しファイルを表示するという設定をしなければ見えません)
    • Local、Locallow、RoamingにもMozillaのフォルダがあるので、デスクトップなどに移動させる。使わなかった設定ファイルも再インストールと設定の復元に成功したら削除する。

注意:Mozillaの他のアプリがあれば、Firefoxに関するもの以外は触らないでください。この記事ではFirefoxのみインストールしているPCなので、Mozillaと名前の付くフォルダは全て削除しました。

Firefoxの旧バージョンを再インストールしたら最初にすべきこと

ここでまた躓きました。デフォルトで自動更新になっており、「使用中であっても」速攻で最新バージョンになってしまいます。「使用中であっても勝手に最新版に変わる」ことにしばらく気が付かず、設定の復元の途中で不具合が再現して、設定のどこが悪いのか必死で捜してしまいました。

最新バージョンへの自動更新を阻止する

「使用中であっても勝手に最新版に変わる」ことに気が付いてからは、まず最初に「設定」の「自動更新のラジオボタンを変更」して「バックグラウンドサービスを利用するのチェックを外す」設定をするのですが、「ダウンロードファイルを破棄」しようとして何度か失敗しました。

レジストリをいじる以外にダウンロードは阻止できないようです。ダウンロードが完了し、更新ボタンを押すだけの状態や、メニューバーに通知のアラートがあるのは目障りですが、レジストリをいじるのは気が進まないので、うっかり更新ボタンを押さないようにするしかありません。

Firefoxの環境設定を復元する

再インストール直後の設定ファイルをフォルダ毎保存

インストール直後は設定ファイルが生成されていないので、一度起動して、ヘルプ >他のトラブルシューティング情報をクリックして、プロファイル情報の項目でフォルダを表示して設定ファイルを生成します。元に戻す処理に失敗することを想定してデスクトップなどフォルダ毎バックアップします。

Firefoxの環境設定ファイルの上書きは最小限に

Local > Mozilla > Firefox

設定ファイルを1つ戻して上書きする度にFirefoxの動作確認をし、不具合があれば、エクスプローラーのメニューで「戻る」をクリックしてデフォルトのファイルに戻します。わからなくなれば、バックアップしてあるファイルをコピー(移動ではバックアップがなくなる)してやり直せます。

アップグレードの場合は、フォルダ毎戻しても不具合が起こったことがなかったので、今回も最初はフォルダ毎上書き保存したらエラーになりました。今回は「compatibility.ini」を除けば大丈夫でしたが、念のため再インストールして最小限にとどめました。

全て終わったら、デスクトップなどに移動したりバックアップしたフォルダやファイルを削除します。

結論:Firefoxは環境設定フォルダをバックアップしてから更新する

次回からは、アップデートする前に、フォルダ毎保存しておけば、アップデート後に不具合が起こっても、Firefox関連のファイルを全て削除して、再インストール後に、環境設定のフォルダを1つ上書きするだけなので簡単です。

デフォルトのまま推奨設定である自動更新にしておいて、不具合が起こってしばらくしてから気が付くと、OSのアップデート等何が原因かわからず、大変なことになるので、手動更新の方が楽です。

Macの時はFirefoxで何度も不具合がありました。MacからWindowsに変更して2年以上何事もなかったのですっかり忘れていました。Firefoxは自動更新してはいけません。

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