WordPressは英語で開発されたプログラムです。英数字は1バイトで1文字を表示しますが、日本語のように2バイト以上のマルチバイトで文字を表す言語を使用すると、文字化けや、ファイルの削除が出来なくなるなどのエラーを引き起こしたりします。
WordPress 日本語版パッケージのためのマルチバイト機能の拡張。
管理画面より
以前は検索で文字化けしたりしていましたが、だいぶ改善されてきたので、日本語版パッケージに同梱されなくなってしまいましたが、セキュリティ関係とともに必ず入れておきたいプラグインです。
WP Multibyte Patch が必要な理由
- マルチバイトのファイル名の画像をアップロードしたり、タイトルを入れると投稿のパーマリンクに日本語が入ったまま更新してしまっても、不具合が起こらないようにしてくれます。
- 検索で、半角スペースだけでなく、全角も使えるようになります。
- 投稿抜粋など、文字列カウント方式の設定を「文字数ベース」にしてくれます
- 環境により、メールの送信のエンコーディングを変更することが出来ます
他にもいろいろ、不具合が起こらないように、インストールするだけで働いてくれます。
プラグインのインストールと設定
ダッシュボード > プラグイン
- 上の「新規追加」ボタンを押して、右上の検索ウインドウに WP Multibyte Patch と入力
- WP Multibyte Patch の「今すぐインストール」をクリック
- WP Multibyte Patch の「有効化」をクリック
設定はありません。 自動更新を有効にしたい人は自己責任で(私は自動化しています)
マルチバイトとは
コンピュータの最小単位は ビット(bit )で0と1で成り立ちます。次に大きな単位である1バイト(byte)は10ではなく8ビット=1バイトになります。0と1の組み合わせが256個出来ます。
最初に割り当てらた、半角文字、主に英数字が1バイトの文字で、多言語化するにつれ、2バイト、3バイト、4バイトと増えました。